ゴミなのか作品なのか…山積みされ埋もれたかわいそうな工作恐竜たち

日々工作にいそしむお兄ちゃんと弟。夢中になって作るのは素敵なことなのだけども…

工作好きはいいことだけれど、作ったものやら作りかけが部屋の隅に山積み。

「ゴミじゃない」「ぜ〜ったいすてないで！」 気持ちはわからないでもないけれど、さすがにコレは… 上手に出来たものは飾ってあげたいけど、この状態では何が何やら（´-`） pic.twitter.com/XiZK5Q3reZ — ツクルビヨリ/FrameCue (@tsukurubiyori) 2017年7月8日

片付けても片付けても部屋のあちらこちらに散乱！とりあえず箱に無造作につめ込められ、もう何が何だかわからない状態に。「片付けして！」と言うと、さらにこの上に積まれていく… とにかく、作ったものだけでもきちんと扱ってあげたい。上から積まれてぐちゃっとなってゴミになっちゃう運命なんて、それは作ったものに対してあまりにもひどい仕打ち。

作品をきちんと飾ってあげる作戦

[材料] 工作作品なのかゴミなのか材料なのか箱につめられたものたち・背景シート・マスキングテープ

「作品展をします〜作品募集中です〜30分エントリー受付中です〜」

とにかく無造作につめられた箱たちを１カ所に集めて、いかにゴミのような惨状なのかを視覚化。

「これはゴミにしか見えない！」ということを子どもたちにも認識してもらう。
そしてここからが大事！これを勝手にこちらが片付けてしまったら、「最終的にママがかたづけてくれる〜」という事になりかねないので、まずは自分たちで分別。しかし、声をかけてもかけても一向に進まない。違う！遊ぶんじゃない！作りかけを発見して続きを作りはじめちゃダメ〜

上手にできたものは飾ってあげたいから箱から出してと言っても、なかなかやってくれない…なので 紙を床に並べて 「作品展をします〜作品募集中です〜30分エントリー受付中です〜」 と言ってみたらあっという間に集まった。 なんだ、やればできるじゃないか。 pic.twitter.com/j9yqha22HL

— ツクルビヨリ/FrameCue (@tsukurubiyori) 2017年7月8日

畳の部屋にペーパーランチョンマットを並べていく。この時点ですでに「何がはじまるの!?」と、子どもたちが興味津々。

並べ終わったところで
「作品展をします〜作品募集中です〜30分エントリー受付中です〜」 と、叫んでみた。
箱に詰め込まれた山の中から、コレはなかなかいい出来だ！というものだけを厳選して持ってきて紙の上に置くように指示。

続々と集まりだしました！

ゴミの山にしか見えなかったけれど、なかなか良い恐竜たちが埋もれていました。

まずはエントリーなので、子どもが持ってくるものは全て置いてＯKにしたら、もう１枚に１匹では足りない事態に。

エントリー完了ジャンル分けスタート

子どもたちが無造作に置いたものを材料が同じものや色・サイズが近い物でジャンル分け。

あきらかに作りかけのものやジャンル分けできなかったものたちは再びダンボールへ。

「残念ながら今回の展覧会では不採用です〜」と、展示への採用基準を厳しくしたけれど、意外にも子どもたちは素直に納得。不採用になったものはパワーアップして再チャレンジする模様です。

紙にマスキングテープで貼付け

１枚の紙に２〜３体を貼付けていきます。飾っておいても、その恐竜を使って遊びたい！と言い出すので、いつでも外せるようにマスキングテープで。

貼っていくうちにだんだんポージングとかにこだわり始める。

アロサウルス、ジャンプからドロップキック！ステゴサウルスも負けじと噛み付き返した！

設定を考えて張り出すと面白い！次回は子どもたちに自分ではらせてみよう〜。私がやるより細かな設定をしてポージングさせそう。

展示スタート！

子どもが寝る部屋の壁にならべて展示。本当は額縁つけたり作品名パネルとかまでこだわりたかったのだけれど、そこに時間をかけているうちに子どもたちの興味もそれてしまうので、とりあえず壁にマスキングテープで設置。

赤い紙の恐竜たちがたくさんいたので天井に集合展示。こちらもとりあえずの位置決めで、強めのマスキングテープで仮貼り。

『こども工作おうち展覧会』開幕！

壁や天井の隅に飾られた恐竜たち。今朝までダンボールに詰め込まれていたとは思えない輝きを放っています。よかったよかった。

夜、布団に入ると、ちょうど作品を見上げながら眠りにつけて最高の気分！

扇風機の風で恐竜たちがゆらゆら揺れるのを眺めていても楽しい！

夏休みにも作品づくりが加速しそうで戦々恐々としていたのですが、今はそれも楽しみに。今年の夏の終わりに『こども工作おうち展覧会Vol.2〜2017SummerVacation〜』開催確定！