発見いっぱい!虫捕りの1日
夏休みも終えた9月はじめの日曜日。子どもたちを連れて川の土手に虫捕りに行ってきました!
子どもの頃に私は虫に夢中になった記憶があまりなく、いとこのお兄ちゃんがやってるのを真似して近所のどぶでザリガニとったぐらい。去年は、子どもたちが網を振りまわしトンボを追いかけまわしているのをほほえましく思いながらじっと荷物の番をしていました。
しかし!今年は何かがちがう。
7月にカブトムシを友だちのお父さんからもらって家で育て始めてから、餌をあげたり、図書館でカブトムシの本を探して読んだり、樹液を探してみたり、夜中に突然カブトムシが虫かごの中で飛び回って驚いたり…夢中になる子どもたちと一緒になんだか私まで楽しくなっていました。
カブトムシを頂いたけれど、飼い方がわからず、子どもたちと図書館へ。
いくつかのカブトムシ本の中で『科学のアルバム カブトムシ』(岸田功/あかね書房)1971年初版の本にあった樹液と虫のサイクルが面白くて夢中に。気づけば樹液のことだけメモして帰宅。#ほぼ日手帳 #絵日記 pic.twitter.com/zs49dG5KrY
— ツクルビヨリ/FrameCue (@tsukurubiyori) 2017年7月24日
朝から虫かごと虫捕り網を持って自転車走らせる子どもたちの後ろをおいかけながら、いつもより少しワクワクしている自分を発見。今日はどんな虫を捕まえるのかな。
夏と秋の虫大集合
土手につくとすぐに聞こえる虫の声。季節からして今いるのは夏の虫?秋の虫?と思ったら、どちらも一緒に大合唱!蝉の声に、鈴虫の鳴き声が重なり、そこにトンボがすいーっと飛んでくる。
さっそく「虫捕りしてくるーっ」と、子どもたちがかけだした。
夏休み前の保護者面談で、クラスでおとなしすぎると指摘されていた弟くん。昔から何かあるとすぐ涙目。挨拶の声も小さめ。どうしたらよいかもわからないまま、夏休みが終わり学校再開。きっとまたおとなしく過ごしているに違いない。
しかし!そんな普段の悩みを吹き飛ばすくらい、この日の弟くんは朝から元気いっぱい!
虫をみつけたと大声で叫びながら追いかけまわし
「つかまえたーっ」と草むらで姿は見えずとも声が土手に響きわたる。
気づくと散歩中のおじいさんも立ち止まって走り回る子どもたちを見ていた。近寄ってみると、おじいさんの手には虫らしきものが…。
見せてもらうと、子どもたちが朝から狙っている大きなバッタ!
「ショウリョウバッタだよ。あげるね。」というと、子どもたちの虫かごにショウリョウバッタを入れてくれた!
そして、虫かごに入っていた他の虫たちの名前も教えてくれた。
子どもたちもうれしくて、いつもは聞こえないほどのあいさつな弟くんもこちらがびっくりすぐらい大きな声で「ありがとうー‼」
学校ではおとなしすぎると言われていた弟くん。自然や虫を相手にしていたら、おとなしくなんてしていられないよね。
人生初!捕まえた!
子どもを見守っているつもりが、いつの間にか私も一緒に追いかける。どうやっても逃げられるし、網に入らないし、入ったと思ったらどっか行っちゃうし…と、去年までは思っていたのに、きれいな蝶がスッと振り下ろした網の中に!子どもの真似をしてそっとつかんで虫かごへ!なにこの達成感!
虫かごに入った虫たちをじっと見てるといろいろ特徴があって面白い。はじめて捕まえた記念に名前もわからない蝶を模写。今までイメージだけで描いていたけれど、頭の中にあるものと実際の蝶は驚くほど違っていた。
お弁当を食べたあとも、子どもたちの虫捕りは続く。模写が楽しくなってきたので、シートをひいて木陰で捕まえた虫たちを観察しながらお絵かき。
同じバッタでも小さなものと、おじいさんからもらったバッタも違いがある。テントウムシもよく見たらこんな顔してるのね。
いろんなことをずいぶんと知らずに過ごしてきたんだなと、思う。子どもたちが虫捕りに夢中にならなかったらきっと知らないままだった。
昆虫図鑑で名前しらべ
虫の楽しさをすっかり堪能した気になって帰宅。自分で描いた絵を見ながら、そういえば捕まえた蝶は何なんだろう?と気になって、おじいさんが「昆虫図鑑で名前調べるといいよ」と言っていたことを思い出した。
子どもたちに買ってあげたけど、私はまったく見たことがない昆虫図鑑。いろんな意味でドキドキしながらページをめくる。
私が捕まえた蝶、あった!『キタテハ』だ‼
ほかの虫たちの名前も調べてみる。
『モンキチョウ』『オンブバッタ』『ナナホシテントウ』…
なんだろう、名前がわかっただけなのに、図鑑で見つけた瞬間ってなんでこんなにうれしいんだろう。
見た通りのサイズが表記されていたり、生息地がちゃんと自分たちが住んでるところが含まれてたり、再確認してるだけのことが、すごく何かを発見した気分になる。ついでに隣に載ってる虫まで気になって、思わず世界のめずらしい蝶のページをじっくり見ていた。
土手で捕った虫たちイラスト
人生初づくしの虫捕りの1日。
大騒ぎしながら虫を追いかけ、観察して絵を描いたり、図鑑で名前を調べたり、虫の世界がこんなに楽しいなんて!子どもたちが夢中になるのも納得です。子どもたちの好奇心のおかげで、新しい世界をいっぱいのぞくことができました!
「夏のむしさん、さようなら〜」帰り際に大声で草むらに叫んでいた子どもたち。
次来る時は秋の虫達にいっぱい会えるかな。
- 虫捕り&スケッチしました
- 制作時間:朝から夕方まで丸々1日
- 昆虫図鑑
子どもたちが図鑑好きでいろいろ買ってあるけれど、私の中では図鑑といえば絵の資料として使うものだったので、そういえば調べるために使ったことがあまりなかった。子どもたちはいつもあきずによく見てるな〜と思っていたけれど、確かに見始めると面白い!
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